我が家ではプリンターがなく、年賀状は既製品に自筆でメッセージと宛名を書いて出すのが恒例でした。時間がかかるものの、手に持った筆ペンと悪戦苦闘しながらも、クリスマス前の恒例行事として頑張って書いていたものです。

ところが、子供ができてからは変わりました。友人から送られてくる子供の写真を見ては、”我が子の可愛い姿を他の人にも見て貰いたい!”という気持ちが次第に高まり、とうとうその年の年賀状は写真を入れた年賀状を作ることにしました。といっても、それまで年賀状を作った事がない私。ネットで調べて年賀状印刷サービスを利用することにしたのです。

 

”デジプリ”の年賀状印刷サービス使ってみた

私が選んだのは”デジプリ”というサイトです。

こちらを選んだ理由はなんといってもオシャレなテンプレートが多数あったからです。写真を入れ込む年賀状だけでも、オーソドックスなものからデザイナーの作ったデザインまで、迷うほどの種類から選べます。更にこだわる方にはスタンプや色等、既存のテンプレートを好きにカスタマイズできるのです。私はそこまでこだわりませんでしたが、デザイナーさんのスタイリッシュなデザインに決めました。

実際にデジプリを利用してみて良かった点をまとめてみました。

  • 自分でデザインを作る必要がない
  • テンプレートの豊富さ
  • 写真をはめ込んだプレビューが表示されてイメージしやすい
  • 宛名もオプションで印刷が頼め、さらに直接投函までしてくれる
  • 納期が分かりやすく、早い(2~3日で発送)

とにかく、これは楽です。特に時間がない方や出す枚数が多い方には便利なサービスが沢山ありました。

 

逆に利用してみて気になった点は次の点です。

  • 印刷した実物は事前には見られない
  • 価格が高い

画像はデータで送るので、解像度や色合い等気になりました。印刷イメージだけで決定しなければいけないので、細かい部分は”お任せ”しなければいけません。結果的に出来上がってきた年賀状は問題なくきれいに印刷されていたのですが、注文時の不安は拭えないと思います。

価格については次で詳しくレポートします。

 

デジプリ印刷サービスの価格は高い?

デジプリに限定した情報となりますが、早割りを利用したとして、基本料金(最安で900円)+プリント代(枚数によるが40円/枚前後)+年賀はがき代(52円/枚)となります。基本料金は選んだデザインにより異なりますし、宛名印刷すると30円/枚かかります。

私は50枚をデザイナーのデザインで写真を入れ込み、宛名印刷はなしで注文しましたが、約15,000円かかりました。プリント代は印刷枚数が多い方が割安になります。50枚以下では37円ですが、100枚以上では27円となります。枚数によって10円も差が出るのですね。

 

自作か印刷サービスか?

結果としてお話しますと、その後我が家ではプリンターを購入しました。確か3万円程度だったと思います。毎年プリンター用のインクを買いますから、その値段を3千円とし、50枚の年賀状を出した場合、一年でかかる費用は5,600円です。それにプリンターの費用を考えると、3年くらい自作の年賀状を出せばもとは取れるわけです。

費用の面だけを考えると、自作した方が安上がりです。ただし、自作する場合は、年賀状やプリンター用インクを購入するところからはじめ、年賀状のデザインを作り、印刷する作業のすべてを自分で行う必要があります。その作業は一日で終わるか分からないレベルです。

それに比べ、印刷サービスではネットでデザインを選び、写真・宛名データを送るところまでの作業をすれば、あとはほぼノータッチです。会社から帰ってきて寝る前のひと時でやってしまえるほどの作業量です。

手間を考えれば、やはり印刷サービスが格段に楽なのです。

 

年賀状の自作と印刷サービス、あなたはどちらを選びますか?

私は今年もパソコンで年賀状作りを始めました。プリンターと時間がある以上、私は印刷サービスではなく、自分で印刷します。大変ですが、価格面を重視したので手間は仕方ありません。

自作にしても、印刷サービスにしてもお互いに利点があります。どちらを選ぶかは、個人の生活スタイルや価値観によるところが大きいでしょう。

しかし、印刷サービスは年々進化し、サービス内容も毎年良くなっています。今後は価格面でも利用しやすくなっていく事を期待せずにはいられません。

どちらにしても、年賀状の本来の目的を忘れず、受け取った人に心のこもったメッセージを伝えられるよう、素敵な年賀状を作りたいものですね。