みなさん、年賀状はいつもどうやって書いていますか??

いざ年賀状を書こう!と思っても、年賀状の書き方を正しく知っている人って結構少ないです。

でも、最低限知っておくべきポイントを知らないと、恥ずかしい思いをするかもしれません。

 

ここでは、年賀状を書くにあたって、知っておくべき書き方・マナー・注意点について簡潔にまとめました。

あまり年賀状を書いたことがない・・なんて人は、特に参考にしてみてください。

 

年賀状の書き方・マナー

年賀状には、ある程度決まった構成があります。

すべて入れなくてはいけないわけではありませんが、出す相手や文章の入るスペースなどを考慮して決めていきましょう!

 

通信面の基本構成

通信面の基本構成は、5つの要素があります。

  • 賀詞(新年を祝う言葉)
  • お世話になったことへのお礼やあいさつ
  • 今後のお願い等
  • 相手の健康や繁栄を願う言葉
  • 年号・日付

これら5つが基本要素5つです。

 

賀詞の例

送る相手 賀詞
会社、仕事関係、目上の人
  • 謹賀新年
  • 敬頌新禧
  • 恭賀新年
目下の人
  • 賀正
  • 迎春
  • 頌春
  • 新春
  • 慶春
  • 寿
親しい人
  • あけましておめでとうございます
  • Happy New Yearなどの外国語

 

 

宛名面の基本構成

年賀状の宛名面に記載する内容には、以下の要素があります。

  • 宛名
  • 住所①
  • 住所②(建物名)
  • 敬称(基本的に「様」を使う。組織は「御中」。)
  • 年賀(私製はがきの場合、切手の下に朱色で「年賀」と必ず記入。)
  • 差出人

※数字は、縦書きの場合は原則として漢数字。

住所が長かったりすると、必ずしもルール通りにいかないこともありますが、なるべくキレイなレイアウトを心がけましょう。

 

敬称の選び方

宛名につける敬称は、「様」であれば誰にでも使えます。迷う場合は、「様」を使うようにしましょう。

それ以外の場合は、以下の通り。

  • 恩師や医師、政治家、弁護士:「先生」が一般的です。
  • 団体などの組織:「御中」(※読み方:おんちゅう)
  • 組織名&個人名:「XX株式会社 〇〇様」
  • 役職名:「部長 〇〇様」、「〇〇部長」

それ以外の特殊なケースでは、

  • 夫婦宛てで夫人の名前がわからない場合:「御奥様」
  • ご家族全員宛ての場合:代表者名に「ご一同様」
  • 連名にする場合:それぞれの名前の下に敬称

などがあります。

 

年賀状の注意点

私製はがきは要注意!切手下の「年賀」記入

まず必ず確認すべきことは、切手下に「年賀」が記入されていること。

年賀はがきお年玉付郵便葉書)を使う場合は不要ですが、私製はがきの場合、一般はがきと区別するために、切手したに朱色で「年賀」と記入する必要があります。

これを忘れてしまうと、普通はがきと判断されて年内に届いてしまいます。

 

忌み言葉はNG!

年賀状では、「終わる」「失う」「倒れる」「衰える」といったネガティブイメージの言葉を使うのは避けましょう。

「去年」の「去」にも、「別れる」「離れる」といった意味があるので、「昨年」「旧年」などと表記するようにしましょう。

 

添え書きに句読点は入れない

句読点は、もともと文字がうまく読めない人のために使われ始めたと言われています。

なるべく句読点の利用は控え、改行やスペースを使いましょう。

 

意外と多い!?意味の重複間違え

意外と多いのが、意味の重複間違えです。

例えば、「新年あけましておめでとう」という表現は、「新年」「あけまして」がそれぞれ「年が明けた」ことを表しているので、このように使わないのが無難です。

また、「元旦」は1月1日のこと。

「一月一日 元旦 」と書くのではなく、「〇〇年 元旦」と書くようにしましょう。

 

文字間違えはとっても失礼。新しいはがきで

名前や住所を間違えてしまった場合は、新しいはがきで書き直しましょう。

二重線や修正液で修正するのは大変失礼にあたるので、避けるべきです。

 

 

如何だったでしょうか??

今回は、年賀状の書き方・マナー・注意点について解説しました。

意外と知らなかったこともあったのではないでしょうか??

せっかく大切な人に送る年賀状、正しく失礼のないよう心掛けましょう。